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情報を発信することも、発信しないことも、責任。

熊本県で発生した地震について。
昨日、熊本県で震度7を観測する大変大きな地震が発生しました。

このたびの地震により、お亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。また、負傷された方々、避難生活を余儀なくされている皆様に、心からお見舞いを申し上げます。現在も安否が確認できていない方々につきましては、一刻も早く無事に救助・確認されることを心よりお祈り申し上げます。

地震発生直後、SNSでの発信は必要最小限にとどめました。

まず共有したのは、震度7ではどのような危険が想定されるのか、命を守るために役立つと考えたNHKの情報です。一方で、それ以外については、あえて投稿を重ねることは控えました。

決して関心がなかったからではありません。むしろ、被災地のことを思えば、その時点で自分が発信すべきことは何なのかを、少し立ち止まって考えたいと思ったからです。

災害発生直後は、命を守るための情報が何よりも優先されます。避難情報や救助活動、交通やライフラインに関する情報など、本当に必要な情報が一人でも多くの方へ届かなければなりません。

そのような状況だからこそ、自らの発信は必要最小限にとどめ、本当に必要な情報が埋もれてしまうことは避けたいと考えました。

一日を通じて状況を注視し、情報を収集・分析する中で、特に強く感じたのは、災害時にはフェイクニュースや誤情報が必ずと言っていいほど拡散するという現実です。

今回も、過去の災害写真を今回の被害として投稿するもの、「人工地震」など科学的根拠のない主張、「予言が的中した」とする投稿、さらには生成AIを用いたとみられる画像や動画など、事実とは異なる情報がSNS上で広がっています。

こうした情報は、被災された方々にさらなる不安を与えるだけでなく、救助活動や避難行動を妨げるおそれがあります。

実は、このような現象は災害時だけに限ったものではありません。国内外を問わず、テロ事件や大規模事故など、社会が大きな混乱に直面する局面では、偽情報や誤情報が意図的、あるいは無意識のうちに拡散されることが少なくありません。混乱につけ込み、人々の不安や社会の分断を助長しようとする動きは、民主主義社会にとっても大きな課題です。

さらに今日では、AI技術の急速な発展により、極めて精巧な偽情報を作成することも可能になっています。発信者が国内とは限らず、日本社会の混乱を狙った海外からの影響工作という可能性についても、冷静に念頭に置いておく必要があります。

だからこそ、災害時こそ落ち着いて行動することが大切だと考えています。

感情を揺さぶられる情報ほど、一度立ち止まり、その情報源を確認してください。公的機関や自治体、気象庁など、信頼できる情報を基に判断し、出どころの不確かな情報は安易に拡散しないことが、結果として被災地を守ることにつながります。

災害への備えとは、食料や水、防災用品を準備することだけではありません。正確な情報を見極め、冷静に行動することも、これからの時代に求められる大切な備えの一つだと思います。

被災された皆様は、車中泊や避難所で大変厳しい生活を送られていることと思います。一日も早く安心して日常を取り戻されること、そして救助活動・復旧作業が安全かつ迅速に進むことを心よりお祈り申し上げます。

国会では予算委員会及び国土交通委員会に所属しております。今後も復旧・復興の状況をしっかりと見守りながら、地元自治体や地元選出の国会議員の先生方と連携し、少しでもお力になれるよう努めてまいります。

被災地の一日も早い復旧・復興と、皆様に平穏な日常が戻ることを、心よりお祈り申し上げます。

中山泰秀

参考資料

今回の投稿は、災害時における情報との向き合い方について、自分自身が考えたことをまとめたものです。

災害時には、善意による情報共有であっても、結果として本当に必要な情報を埋もれさせたり、偽情報や誤情報の拡散につながったりする可能性があります。

今回感じた問題意識は、行政機関や報道機関からの注意喚起とも重なるものです。ご関心のある方は、ぜひご覧ください。

【NHK NEWS WEB】
震度7 揺れで警戒すべきことは?
https://www3.nhk.or.jp/news/

【NHK NEWS WEB】
熊本 SNSで偽情報や根拠のない情報が拡散 冷静な対応を
https://www3.nhk.or.jp/news/

【総務省(公式X)】
https://x.com/MIC_JAPAN

【総務省の注意喚起(解説)】
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/2128637.html

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